「世間は怖い」…引きこもる韓国の青年51万人
ソウルに住むチョンさん(27)は、中学2年だった2008年に初めて部屋に閉じこもった。両親は共働きで一人っ子だったチョンさんはパソコンゲームに夢中になり、結局学校を退学して自分の部屋に閉じこもった。1日に12時間寝て、目が覚めると部屋の中でパソコンゲームをしたり、映画やドラマを一日中見たりしていた。ただ「トイレに行くとき」と「おなかがすいたとき」だけは部屋のドアを開けた。このままではいけないと思い、バイトも試みたものの、6カ月で辞めてしまい、再び部屋に閉じこもった。こうした生活が2018年まで10年間にわたって続いた。両親は結局、チョンさんを精神病院に入院させ、2年後の昨年夏に退院した。チョンさんは「電気もつけず暗い部屋に横になって携帯電話の光だけを見ながら10年も過ごしていたため姿勢が悪くなってしまい、『歩く練習』から始めなければならなかった」とし「外に出ても『自分は特別な人じゃない』『自分はごみだ』という思いにさいなまされ、再び引きこもるようになった」という。 部屋に閉じこもって生きる「引きこもり青年」が社会問題として浮上している。こうした青年は長引く就職難、勝者と敗者だけが存在する競争社会の雰囲気などをきっかけに、外部と断絶したまま家の中に閉じこもる人たちをいう。専門家は通常6カ月以上にわたって「人との出会い」などの外部活動を行わない場合は引きこもりとみている。 ソウル研究院が10月1日に発表した資料によると、ソウル市内の若者(満18-34歳)のうち、部屋から出てこなかったり、外出しても近くのコンビニまでだったりする「引きこもり型の孤立青年」は全体の2.9%に上った。100人に3人の割合だ。このうち32%は「引きこもりの期間が3年以上」と答えた。韓国青少年政策研究院が昨年行った調査によると、全国の青年の4.7%がこうした「引きこもり青年」に相当するという。研究院は正確な人数を公開してはいないものの、同年齢層(18-34歳)の人口が約1089万人であることを考慮すると、全国に約51万人の引きこもり青年がいることになる。 ■2020年世界幸福度ランキングで韓国61位…最も幸せな国は? 朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/21/2021...