韓進グループの趙亮鎬会長、横領・脱税で聴取

 大韓航空や海運大手、韓進海運が属する韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長が28日、背任や相続税脱税などの疑いでソウル南部地検に出頭し、取り調べを受けた。趙会長は取材陣の質問に対し、「検察に全てのことを話す。申し訳ない」と述べた。
  検察は趙会長が大韓航空が機内で販売する免税品の納品を受ける際、子女を共同代表とする仲介業者を介在させ、仲介手数料を受け取らせた背任の疑いで追及を受けた。また、2014年のいわゆる「ナッツリターン事件」当時、会社の資金数十億ウォンを横領し、趙顕娥(チョ・ヒョンア)元大韓航空副社長の弁護士費用に充てたとされる点でも聴取を受けた。検察によると、趙会長は横領、背任容疑の大半を否認したという。
  趙亮鎬会長とその兄弟は父親の趙重勲(チョ・ジュンフン)元韓進グループ会長の海外資産を相続する過程で相続税約500億ウォン(約49億2000万円)を脱税した疑いも持たれている。これに先立ち、検察は趙亮鎬会長の弟の趙南鎬(チョ・ナムホ)韓進重工業ホールディングス会長、趙正鎬(チョ・ジョンホ)メリッツ金融持株会長を25日に被疑者として呼び、取り調べた。26日には故・趙秀鎬(チョ・スホ)元韓進海運会長の妻、崔恩瑛(チェ・ウンヨン)ユスホールディングス会長も参考人として聴取を受けた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/29/2018062901106.html

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