離散家族再会行事 「施設の全般的な改修必要」=韓国点検団が帰国

【高城聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の再会行事を準備するため、北朝鮮を訪問していた韓国の施設点検団が29日午後、韓国側に戻った。  統一部の金炳大(キム・ビョンデ)人道協力局長を団長に、大韓赤十字社や金剛山観光事業者の現代峨山の関係者など20人で構成された施設点検団は27日午前に北朝鮮入りし、金剛山にある離散家族面会所や金剛山ホテルなどの点検を行っていた。  団長を務めた金氏は「27日から3日間、金剛山地域の離散家族再会行事施設や関連施設を全般的に調べた」とし、「今回の点検は南北の技術者が共に進め、北側関係者の積極的な協力の下、円滑に進行された」と説明した。  また「点検の結果、2015年10月の再会行事から時間がかなり経ち、改修が必要な部分が相当あった」とし、「8月20日から行われる離散家族再会行事が支障なく行われるよう関連施設の改修と行事の準備に万全を期す」と話した。  今後の方針について金氏は、行事を安全に行い、参加者の不便をできるかぎり少なくするよう改修を進める計画とし、韓国側の専門家による検討と南北間の協議の後、「近日中に改修に着手する」と話した。また施設の状態については「どこかが特別に深刻であるというよりは、全般的に改修が必要と判断した」と説明した。  南北は今月22日、赤十字会談を開き、離散家族の再会行事を8月20~26日に金剛山で行うことで合意した。対象はそれぞれ100人ずつで、8月4日に最終的な対象者の名簿を交換することにしている。再会行事は2015年10月を最後に行われておらず、約3年間、離散家族面会所などが使用されていない。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/29/2018062903912.html

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