「金銭受け息子の遺言を放棄疑惑…」 サムスン労組員の父

  サムスンの労働組合弾圧に抗議して自殺した息子の遺言に反して葬儀をした疑惑が浮上している故ヨム・ホソク氏の父の拘束が早ければ30日午後に決定する予定だ。

  ソウル中央地裁の令状担当部長判事はこの日午後2時から、偽証および偽証教唆の疑いでヨム氏の父の拘束前被疑者尋問(令状実質審査)を進める。これに先立ちソウル中央地検公共刑事捜査部は前日(29日)、ヨム氏の父に対する拘束令状を請求した。

  ヨム氏の父は2014年8月、遺体奪取疑惑に関連し、ラ・ドゥシク・サムスン電子サービス労働組合支会長の裁判で偽証した容疑を受けている。遺体奪取疑惑は、2014年5月17日に労働組合弾圧に抗議して自殺したヨム氏の遺体が故人の遺志に反して火葬されたことで浮上した。サムスン電子サービス労働組合側はこの過程でサムスンが積極的に介入したと主張している。

  労働組合などによると、ヨム氏の遺書には「遺体は我々の支会が勝利するまで安置してほしい」と書かれていた。これを受け、労働組合側はヨム氏の父から委任を受けて葬儀を進めた。

  しかしヨム氏の父は翌日、委任を撤回し、遺体を釜山(プサン)に移した。労働組合が説得したが、結局は遺体が運ばれて火葬された。労働組合葬として予定されていた葬儀は父の意向で家族葬で行われた。

  検察はこの過程でサムスンがヨム氏の父に6億ウォン(約6000万円)を渡して懐柔したと疑っている。検察は4月20日、ヨム氏の父を参考人として呼んで調べたが、その後は召喚通知に応じなかったため28日に逮捕した。

中央日報 http://japanese.joins.com/article/764/242764.html

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