在韓米軍司令部がソウルから移転 京畿道・平沢で新庁舎開館式
【平沢聯合ニュース】ソウルの竜山基地から移転した在韓米軍司令部の新庁舎開館式が29日、ソウル南方、京畿道・平沢の米軍基地キャンプ・ハンフリーで行われ、宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官と在韓米軍のブルックス司令官(韓米連合軍司令官兼務)をはじめとする韓米の政界や軍関係者ら約300人が出席した。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は青瓦台(大統領府)の国家安保室次長が代読した祝辞で、「(在韓米軍)平沢時代の幕開けにより、韓米同盟が軍事包括同盟を超え偉大な同盟に発展するよう期待している」と表明した。 宋氏は祝辞で「朝鮮半島と北東アジアの情勢は今、冷戦の激しい対立から平和共存時代に転換しつつある」と述べ、在韓米軍の将兵は朝鮮半島の平和と北東アジアの安定を図り、世界平和に寄与するという新しい重要な役割を果たしてほしいと求めた。 在韓米軍は1945年、沖縄の米軍兵力を韓国に移す形で竜山に駐屯を開始。最初の任務として日本軍の武装解除や治安維持を担った。50年に朝鮮戦争が起きると米軍が国連軍の一員として韓国に投入され、57年に在韓米軍司令部が竜山に創設された。 在韓米軍司令部の平沢への移転により、在韓米軍が駐屯を始めてから73年、同司令部が創設されてから61年で竜山基地の歴史が幕を閉じることになった。同司令部や在韓国連軍司令部所属の兵士らは年内に平沢に移る。 在韓米軍の平沢移転は韓国各地に点在する米軍基地を統廃合する事業で、2003年の韓米首脳の合意に基づき推進されてきた。中隊・大隊級部隊の移転は13年から始まり、地上軍戦力の主力である米第8軍司令部は昨年7月、竜山から平沢に移転した。この日、司令部が平沢に移転したことで、在韓米軍の平沢移転は完了した。 平沢のキャンプ・ハンフリーは面積1467万7000平方メートルで、外国にある米軍基地のうち単一基地としては最大規模。基地内に513棟(米軍287棟、韓国軍226棟)の建物があり、学校や小売店、銀行なども備える。在韓米軍司令部の新庁舎は4階建ての本館と2階建ての別館からなり、延べ面積2万4000平方メートルに達する。 一方、竜山所在の韓米連合軍司令部については、同じ竜山にある国防部庁舎そばの建物への年内移転が推進されている。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/29/2018062902154.html
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