W杯:韓国、世界ランク1位ドイツ相手に歴史的勝利

 韓国のサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会はグループリーグ敗退に終わった。しかし、ただでは終わらなかった。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング世界1位のドイツをグループステージで敗退させる今大会最大の異変を起こしたのだ。同57位の韓国は28日に終わったW杯ロシア大会F組グループリーグ第3節(カザン・アリーナ)で、世界1位であり、2014年W杯ブラジル大会で優勝したドイツを2-0で破った。後半ロスタイムに金英権(キム・ヨングォン)とソン・フンミンが世界最高のGKと言われるマヌエル・ノイアーが守るドイツのゴールネットを2回揺らしたのだ。
  まさに世界のサッカー史に残る事件だった。ドイツはW杯通算で優勝を4回、準優勝を4回、ベスト4を5回達成した世界最強のチームだ。最近のW杯16大会すべてでベスト8以上の成績を出してきた。そのドイツが韓国に屈し、ドイツのサッカー史上初めてW杯グループリーグで脱落した。
  韓国は2010年W杯南アフリカ大会のギリシャ戦(2-1で勝利)以降6敗2分を記録していたが、9試合ぶりにW杯本選で勝利した。そして、ドイツをF組4位に追いやり、3位でW杯を終えた。グループリーグ突破はならなかったが、3敗で今大会を終えるという一部の悲観的な予想を覆した。
  韓国がグループリーグを突破するには、まずドイツに勝たなければならなかったが、2-0で勝ってその前提条件を満たした。その上でメキシコがスウェーデンにかつ必要があった。しかし、韓国と共に弱いチームと見られていたスウェーデンがメキシコに3-0で完勝、韓国は残念ながらW杯での挑戦を終えた。番狂わせが続出したF組はスウェーデンが1位、メキシコが2位でグループリーグを突破した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/28/2018062801402.html

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