W杯:中国囲碁界のスターが「韓国代表称賛」で謝罪

 中国の囲碁界のトップスター、柯潔九段(20)=写真=がサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で善戦した韓国代表チームを称賛、これに反発する中国の一部ネットユーザーとネット上で激しい言い争いになっていたことが分かった。中国のスポーツ関連ポータルサイト「新浪体育(シナ・スポーツ)」によると、28日のグループリーグ第3節・韓国対ドイツ戦に韓国が2-0で勝った後、「韓国は先に行われた2試合で47の反則を犯した『汚い』チーム」とネット上に書き込まれたことがきっかけで、激しいやり取りが始まったという。
  柯潔九段はすぐに中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に「サッカーそのものが物理的な接触が多い競技で、体格の大きい『ゲルマン戦車』がやられたというのは話にならない。韓国のボールをめぐる争いには全く汚点がなかった」と書き込み、韓国を擁護した。そして、「韓国と日本はアジアのサッカーで光のような絶対的な存在だ。同じ(アジア)人種なのに、サッカーをする上で不足していることがないと証明した。韓国が何かしたから嫌だというのではなく、実力があるなら自分がW杯に出ればいい」とも書いた。
  ネットでのやり取りが激しくなると、柯潔九段は「囲碁で最大のライバルは韓国だ。ライバルがどんなタイプなのかは(私の方が)当然よく知っている。重要なのは、ここでこのようにあざ笑ってばかりいるのではなく、彼らを超えることだろう」と一喝した。
  しかし、残念ながらこうした対応は長くは続かなかった。「韓国を称賛してはならない」という過激なファンの要求が殺到したことから、柯潔九段は最初の投稿を削除し、「私が少し行き過ぎていたようだ。ドイツのサッカーを見下したことについても申し訳ない」と謝罪の言葉を掲載した。
  柯潔九段は中国のランキングで33カ月連続1位の座を守ってきた中国囲碁界の英雄だ。韓国の李世ドル(イ・セドル)九段の実力を公の場で見下すなど、遠慮のない言動で韓国のファンに嫌われたこともある。国際囲碁大会がない期間に、韓中プロ囲碁棋士の間で親善サッカー試合が行われると必ず参加するほどサッカー好きな一面もある。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/30/2018063000388.html

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