W杯:決勝T落ち“拍手”韓国vs決勝T行き“ヤジ”日本

  ベスト16入りを決めたが、観衆から多くのヤジを受けた。8年ぶりにワールドカップ(W杯)決勝トーナメントに進むことになった日本サッカーのことだ。

  日本は29日、ロシア・ヴォルゴグラードアリーナで開かれた2018ロシアW杯H組グループリーグ第3戦でポーランドに0-1で敗れた。しかし1勝1分け1敗(勝点4)を記録した日本は同じ時間、コロンビアに0-1で敗れたセネガルと勝点・得失点差・得点数などで並んでいたが、フェアプレイの成績が上回りH組2位でベスト16進出を決めた。2010年南アフリカ大会以来、8年ぶりのベスト16入りだ。日本は今大会出場したアジア5カ国のうち唯一決勝トーナメント行きを手にした。

  フェアプレイの成績でかろうじてH組2位になったが、この日のポーランド戦だけを見ると、最低の成績に近い試合を繰り広げた。4-2-3-1フォーメーションで開始した日本は、前半中盤までは武藤嘉紀、酒井高徳の連続シュートで攻撃に意欲を示した。H組トップシードのポーランドは前半32分にカミル・グロシツキのヘディングシュートが最初の機会だったほど、今大会で精彩を欠く攻撃力が日本とのリーグ最終戦でも続いた。その上、後半14分にヤン・ベドナレクの先制ゴールで均衡が崩れながら日本が攻勢を強めるかのように見えた。

  しかし、コロンビアがセネガルにリードしている状況になった後、日本は最大限守備に回って競技を進めた。ボールを回すことにだけ汲々として、攻撃意志も見せなかった。ポーランドも勝点3点に満足しようとするかのように、それ以上の威嚇的な攻撃をしかけることはなかった。このような雰囲気が10分続くと、観衆はヤジを飛ばした。

  日本がセネガルを上回ることができたのはフェアプレイの成績だった。国際サッカー連盟(FIFA)は、勝点が同じチームが出た場合、得失点差や得点数を比較した後、これさえも並ぶ場合はフェアプレイポイントで最終順位を決める。フェアプレイポイントは警告や退場を受けて減点される点数だ。日本はリーグ戦3試合で警告4枚でマイナス4だった反面、セネガルがこれより2枚多い6枚でマイナス6だった。ここで日本とセネガルの悲喜が分かれた。

  日本とポーランドは勝敗を決め、決勝トーナメント行きのチームが決まる試だった。しかし、フェアプレイポイントを通じて勝ち進んだチームとはほど遠い姿を見せた日本のリーグ最終戦だった。日本は3日午前3時、G組1位のベルギーと決勝トーナメント1回戦で対戦する。

中央日報 http://japanese.joins.com/article/724/242724.html

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