韓国軍:兵力削減・兵役期間短縮、最前線の師団数は11から9に

対北防衛力を弱体化させる国防改革
  韓国国防部(省に相当)は「国防改革2.0」に基づき地上軍の兵力を11万8000人削減し、徴兵期間を今よりも2-3カ月短縮することを決めた。この結果、陸軍の師団数は現在の39から33に減る予定だ。そのうち北朝鮮の朝鮮人民軍と直接対峙(たいじ)する最前線の師団は11から9になり、率にして20%削減される。また師団ごとに担当する戦線も1.2倍ほど長くなり、さらに兵士の熟練度も60%以上低下するとの分析結果も出ている。
  この問題について韓国軍関係者は「国防改革2.0は現在の安全保障情勢と野戦部隊の意見がうまく反映されていない。これは根本的な問題だ」と指摘する。 ■最前線の兵力が11師団から9師団に  国防改革2.0によると、韓国軍の常駐兵力は現在の61万8000人から2022年までに50万人へと削減される。これは朝鮮人民軍の128万人と比べるとわずか39%だ。ただし実際に兵力が削減されるのは陸軍だけで、現在の48万3000人から36万5000人になるが、これは北朝鮮陸軍110万人の33%に相当する。
  その結果、最前線の師団数も当然削減されるが、これについて陸軍関係者は「ドローン(小型無人機)とロボットを用いた部隊(ドローンボット戦闘団)や無人偵察機といった無人の監視偵察強化、そして火力の増強によって兵力の削減を補うことが新たな国防改革構想だ」としながらも「ただしもしこれらの新たな戦力が想定通り確保されなければ、最前線に展開する部隊の負担は一層重くなるだろう」と指摘する。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/30/2018073001064.html

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