洪準杓氏「自殺美化は正常な社会ではない」

 自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)元代表は29日、正義党の魯会燦(ノ・フェチャン)議員が先ごろ自殺したことに関連し、「いかなる場合でも自殺が美化される世の中は正常な社会ではない」と述べた。これに対し、正義党は「無能な洪元代表の暴言だ」と批判。与党共に民主党は「残酷なノイズマーケティング(ネガティブな情報で注目を集めようとする行為)だ」と非難した。
  洪元代表はフェイスブックに「過ちを犯したならば、それに相応する罰を受け入れるべきであって、それを避けるために自殺を選ぶというのは、別の責任回避にすぎない」と指摘した上で、「どんなに苦しく絶望的な状況で極端な選択をせざるを得なかったのか一見理解はできるが、自殺は生命に対するもう一つの犯罪だ。社会のリーダークラスの人物による自殺はさらに誤った選択であり、これを美化する風土も正さなければならない」と主張した。
  洪元代表は6月の統一地方選で惨敗した直後、代表を辞任し、今月11日に渡米する際、「国内政治の懸案については、(フェイスブックに)書く考えが全くない」と発言していた。しかし、出国から10日後の21日に「北朝鮮は変わっておらず偽装だ」と書き込んだのに続き、今回魯氏の自殺について発言した。
  与党勢力は洪元代表の発言に強く反発した。民主党のキム・ヒョン広報は「外国から残酷なノイズマーケティングを行う洪元代表は自重してもらいたい。それほど忘れられるのが怖いのか」と皮肉った。正義党のチェ・ソク広報は「誰も魯氏の死を美化しておらず、『自殺を美化する社会風土が正常ではない』というのは、洪元代表の暴言だ」と批判した。
  批判を受けた洪元代表は、独ヒトラー政権で「プロパガンダの天才」と称されたゲッベルスを引き合いに出し、「正しいことを暴言だとしておとしめる『ゲッベルス共和国』になりつつある」と反論した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/07/30/2018073000729.html

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