「文大統領の現実とかけ離れた経済認識」野党が一斉に批判

  野党の自由韓国党と正しい未来党は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が25日に「共に民主党」の全国代議員大会でのビデオメッセージを通じ「われわれは正しい経済政策基調で進んでいる」と話したことに対し一斉に論評して批判した。

  自由韓国党のユン・ヨンソク首席報道官は論評を通じ、「所得主導成長政策で雇用が急減し所得二極化が過去最悪なのにこれを認めない大統領の現実とかけ離れた認識は国民の苦痛だけ加重させている」と述べた。

  ユン首席報道官は「文在寅政権発足後1年4カ月に54兆ウォンの雇用予算を投じたが、雇用増加は9万件ほどにすぎなかった。4大河川予算の22兆ウォンで雇用100万件を作れるという大統領候補当時の大言壮語はどこへ行ったのか行方不明だ」と批判した。

  その上で「いまからでも大統領と青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀、政府は現実を直視し、所得主導成長を廃止して企業と小商工人を生かす経済政策に大転換しなければならない。自由韓国党は雇用創出と国民所得増加で経済が活性化するのに先に立ちたい」とした。

  正しい未来党のイ・ジョンチョル報道官も論評を通じ、「いくら支持者を結束させるための話とはいえ、国民の目には目が見えず耳が聞こえない政府の暗いトンネルにこの政権も進んでいるという嘆かわしい事実だけだ。国民だけでなく野党も政府の経済政策変化を促しているが大統領は強情と我執の泥沼に浸るという意志を明らかにしたもの」と批判した。

  続けて「ひとつ明らかになったことは大統領を囲む参謀陣のせいではなく結局大統領のせいという悟り。大統領の認識がこうなのにだれが正しい声を出せるだろうか」と付け加えた。

中央日報 http://japanese.joins.com/article/406/244406.html

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