台湾社会人野球に敗れた韓国、さらなる難敵は「プロ0人」の日本

  プロ選手ではないからといって油断すれば痛い目にあう。衝撃的な台湾戦の敗戦のため、日本戦の負担も重くなった。

  宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督が率いる野球韓国代表は26日(日本時間)、ゲロラ・ブン・カルノ(BGK)球場で行われた2018ジャカルタ・パレンバン・アジア競技大会でB組初戦に臨み、台湾に1-2で敗れた。これを受け、グループリーグ1位は事実上難しくなった。スーパーラウンド(準決勝ラウンド)に進んでも決勝進出は断言できない。スーパーラウンドはグループリーグの成績を抱えて進行されるため、台湾戦の敗戦が今後も足かせとなる可能性がある。1敗以上の意味がある痛恨の結果だ。

  何よりもスーパーラウンドで対戦する日本戦はイバラの道になった。日本の戦力は台湾を上回る。メンバー24人全員が社会人野球リーグ所属だが、油断できる相手ではない。すでにチーム状況が似ている台湾に一撃を食らっている。台湾もメンバー24人のうちプロ(CPBL)選手は7人にすぎない。

  26日の試合に先発登板した呉昇峰(5回4安打1失点)、救援投手の王宗豪(3回2安打無失点)、王政浩(1回無失点)はすべて社会人リーグ所属だ。王維中(NC)、廖任磊(読売)など海外リーグでプレーする投手が大会に出場しない中で韓国を破るという奇跡を起こした。日本代表にはプロ選手が一人もいないが、日本では社会人リーグの選手も優れている。

  SKでブルペン捕手をする中西氏は「日本は東芝・パナソニック・三菱・スズキなどほとんどの大企業が社会人リーグに参加している。プロですぐに主力になれない選手が社会人リーグに行ったりもする」と話した。中西氏は中京高3年の時、甲子園(全国高等学校野球選手権大会)8強を経験し、社会人リーグにも多くの知人がいるため、事情をよく知っている。

  特に今回の日本代表は投手陣が安定している。社会人野球の名門・東芝のエース岡野祐一郎を筆頭に身長168センチで147キロの直球を投げる臼井浩(東京ガス)、左腕で150キロ前後の直球を投げる高橋拓巳(日本生命)らがいる。期待されていた吉川峻平(23、パナソニック)は出場を辞退したが、左腕・右腕ともに平均以上だ。台湾戦で打撃が不振だった韓国としては大きな負担となる。

  相手がプロでないという理由で緊張が緩めば、台湾戦と似た結果になりかねない。台湾よりも難しい相手が日本だ。

中央日報 http://japanese.joins.com/article/447/244447.html

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