対北制裁対象の貨物船2隻が釜山港に入港、1隻は給油後に出港

 北朝鮮に対する米国の独自制裁で制裁対象リストに記載されているロシア船籍の貨物船Partizanが今年9月に釜山港に入港し、韓国の石油会社から燃料の提供を受け出港していたことが27日までに分かった。保守系野党・自由韓国党の兪奇濬(ユ・ギジュン)議員が釜山地方海洋水産庁から提出を受けた資料によると、洋上で北朝鮮船舶に石油製品などを移し替えるいわゆる「瀬乗り」を行ったとして、米財務省が今年8月に独自制裁リストに掲載したロシアの海運会社所有の貨物船Partizanが9月12日に釜山港に入港していた。Partizanはこの日の午前8時15分に入港し、午後1時15分に出港した。目的は「給油」と記載されている。

  釜山港湾関係者によると、当時韓国の石油会社はエンジンと発電機用燃料を時価で提供したが、その際、韓国政府からこの船舶が米国の独自制裁対象に指定されている事実は伝えられなかったという。制裁対象の船舶に入港拒否や抑留などが行われなかっただけでなく、燃料まで提供されたということだ。もし制裁対象であることを知りながら燃料を提供したとなれば、この石油会社も米国の制裁対象となる可能性がでてくる。

  また同じ海運会社に所属する貨物船Sevastopolについては韓国の石油元売り各社が燃料の提供を拒否しているため、これまで1カ月以上にわたり釜山港に停泊している。米国の政府系放送局「ラジオ自由アジア(RFA)」が報じた。この海運会社の副社長はRFAの取材に対し「GSカルテックスや現代オイルなど韓国の大手石油会社から燃料の提供を拒否された」とした上で「われわれは米国の制裁を意識する彼らの立場を理解している」と述べた。Sevastopolに燃料を提供すれば、米国によるセカンダリーボイコット(北朝鮮と取引を行った第三国の企業や個人への制裁)の対象になる恐れがでてくるからだ。韓国政府は今年8月、釜山港に入港したSevastopolに対し、対北朝鮮制裁に違反した容疑で調査を行ったが、違反の事実が確認されなかったため、先月初めに出港保留処分を解除している。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/28/2018112880014.html

コメント

このブログの人気の投稿

SKハイニックス 米インテルのNAND事業買収=業界2位に

韓国の貨物連帯ストで水素車ユーザー悲鳴「水素運ぶトレーラーが来ない」

W杯:「韓国のおかげで決勝T」のメキシコで差別ポーズ続出