南北が贈り合ったマツタケやミカン 「対北制裁と無関係」=韓国当局者

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は29日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会が北朝鮮から韓国に贈られたマツタケなどが対北朝鮮制裁違反に当たるかどうかを調べているとする海外報道に関し、制裁とは関係ない事案だとの認識を示した。  この当局者は記者団に、「制裁委の専門家パネルによる調査が行われる場合は関連国に資料を要請するのが普通だ」と説明し、マツタケなどに関して制裁委から韓国政府への資料要請はなかったと伝えた。  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は9月の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪朝に合わせ、マツタケ2トンを韓国に贈った。韓国は文大統領の指示で、今月半ばにミカン200トンを「マツタケのお礼」として北朝鮮に届けた。  当局者は、北朝鮮に贈ったミカンに関しても資料要請はなかったとし、「基本的に対北制裁には農産物が(対象として)含まれているが、経済的利益の発生を防ぐ目的で取られた措置だ」と説明した。その上で、「マツタケであれミカンであれ、首脳間の贈り物は経済的利益とは全く関係がないため、対北制裁とは無関係と判断している」と強調した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/29/2018112980055.html

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