脱原発派の文大統領がチェコで原発売り込み、現地の反応は?

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日(現地時間)、チェコのプラハでバビシュ首相と会談し「原発セールス」を行った。30日にアルゼンチンで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するため現地に向かう途中、文大統領はチェコに立ち寄った。文大統領は韓国国内では脱原発を強く進めているが、原発の海外輸出には力を入れる考えのようだ。

  会談で文大統領は「韓国の優れた原発技術と経験に基づき、チェコで進められている原発事業に韓国も参加できるようにしてほしい」と求めた。これに対してバビシュ首相は「アラブ首長国連邦(UAE)のバラカ原発など、韓国の原発技術については理解している」「原発事業者選定の際に考慮したい」などと述べたという。バビシュ首相は韓国が原発建設の際に工期をしっかり守る点も高く評価しているようだ。

  文大統領が韓国を出発する際、大統領府のある幹部は「チェコに韓国原発の強みをしっかり伝えるチャンスだ」とコメントはしたものの、文大統領の原発セールスは思ったほど力強くないとの指摘もある。韓国政府が進める脱原発政策が原発セールスに影響しているとの見方もささやかれている。

  文大統領は会談の冒頭では原発について取り上げなかった。文大統領は「今年はプラハの春から50年だ。私は当時高校生だったが、世界がチェコ国民を応援し、そしてその挫折を惜しんだ記憶は今も強く残っている」と述べた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/29/2018112980017.html

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