南北山林協力 北朝鮮に害虫防除剤50トン引き渡し=韓国

【ソウル聯合ニュース】南北の山林病害虫防除協力の一環として、マツ材線虫病の防除用薬剤50トンを北朝鮮に引き渡すため、韓国の政府関係者ら15人が29日午前、陸路で訪朝した。韓国の統一部当局者が明らかにした。  訪朝団は韓国山林庁の林尚燮(イム・サンソプ)山林産業政策局長が団長を務め、専門家らが加わっている。同日午前に軍事境界線を通過し、北朝鮮の開城工業地区で薬剤を降ろす作業を行ったという。  午後は開城市内にある王建王陵周辺のマツ林で北朝鮮側関係者と病害虫の被害現場を視察し、共同で防除を行う。防除作業後、山林の保全・保護に向けた協力策について議論する。また、北朝鮮の養苗場の改修事業に関しても協議するとみられる。  統一部は28日、「薬剤はマツ材線虫病予防およびマツモグリカイガラムシの防除に使用されるもので、国連制裁(対象)に該当しない物資だ」と説明していた。  防除薬剤の引き渡しは先月22日に開かれた第2回南北山林協力分科会議などでの合意事項を履行するために行われる。ただ、同分科会議で合意した養苗場10カ所の年内の改修事業は制裁の例外として認められる必要がある。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/29/2018112980042.html

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