南北鉄道・道路連結の着工式 制裁問題は韓米作業部会で協議へ
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は29日、南北が年内開催で合意した鉄道・道路連結に向けた着工式について、対北朝鮮制裁の適用免除が必要かどうかを北朝鮮問題を巡る韓米作業部会(ワーキンググループ)で協議する計画だと明らかにした。 着工式開催までに制裁免除に関する協議が行われる可能性について尋ねられると、「まず着工式をどこで開くのか、(北朝鮮に)持ち込む物資の中に制裁に抵触するものがあるか、人員に制裁対象がいるかなどを把握しなければならない」と答えた。 南北鉄道・道路の連結と近代化は4月の南北首脳会談後に発表された板門店宣言に盛り込まれた事業。南北は着工式を11月末~12月初めに行うことで合意している。 道路連結を巡っては、南北が6月に開いた道路協力に関する分科会議で、朝鮮半島西側で南北をつなぐ京義線道路と東側・東海線道路の北朝鮮区間の近代化に合意。8月に京義線道路の北朝鮮区間の南北共同調査を実施した。東海線道路の北朝鮮区間の共同調査はまだ行っていない。 韓国政府は着工式を鉄道と道路別々ではなく同時に行うとの原則を立てており、日程が決まっていない東海線道路の共同調査も進める計画だ。 同当局者は「(年内に着工式を開催するためには)日程に十分な余裕はないが、だからといって放棄するほど差し迫っているわけでもない」と述べた。 また、30日から18日間実施される鉄道連結に向けた北朝鮮区間の南北共同調査については、北朝鮮側との協議が必要だと前置きした上で、追加調査が実施される可能性が高いとの見方を示した。追加調査の必要性について「共同調査終了後に検討しなければならない。北側の鉄道をどの程度近代化させるのか、北がどれほど協力するかなども決まっていない」と説明した。 鉄道連結のための工事費用については「最初は南北協力基金が投入されるだろう。民間投資などさまざまな投資方式がある」としながら、韓国側が一方的に負担しているとの議論が起きないよう財源調達方式について最大限の検討を行っていると強調した。 共同調査に投入される韓国側の列車は予定通り30日午前、ソウル駅を出発する。 軍事境界線(MDL)に近い京畿道・坡州の都羅山駅での歓送行事の後、北朝鮮に向かう。列車のMDL通過に関する在韓国連軍司令部側との協議も終えた。 共同調査では北朝鮮側区間のトンネル、橋の点検が重点的に行われる。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/29/2018112980059.html
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