「済州コンビニの張り紙は中国人を侮辱」 D&G動画騒動と関連付ける声も
済州島の済州市内にあるコンビニエンスストアの入り口に「中国人出入り禁止」と書かれた張り紙が掲示されていることが分かり、中国のネットユーザーから非難の声が相次いでいる。 中国のポータルサイト新浪などは28日、済州市内のコンビニで23日に撮影された関連動画が動画共有サイトで拡散していると報じた。 動画を撮影した中国人ネットユーザーは「このような行為は中国人を侮辱したもので、怒りを感じる」と訴えた。コンビニが問題の張り紙を掲示した理由は明らかになっていない。 今回の「事件」は中国国内の反韓感情を刺激するとみられる。昨年3月、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に反発した中国政府が韓国への報復措置として「禁韓令(韓国への団体観光旅行禁止)」を発令し、済州島の観光業界は大きな打撃を受けたが、今回の騒動も済州島の観光に悪影響を及ぼす可能性がある。 一部には今回の騒動を、イタリアのファッションブランド「ドルチェ&ガッバーナ(D&G)」の「中国人侮辱動画」騒動と関連付ける見方もある。 D&Gは今月20日、ファッションショーの宣伝動画を公開したが、動画では中国人女性が箸でピザやパスタを食べる滑稽(こっけい)な様子が描かれ、「中国を侮辱している」「人種差別だ」などの批判が上がっていた。これに対しD&G設立者のステファノ・ガッバーナ氏がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで中国に対して暴言を吐いたため、中国のネットユーザーの怒りが沸騰。この騒動でD&Gが上海で予定していたファッションショーは中止に追い込まれた上、中国でD&G不買運動が高まる気配が見えたため、D&Gの設立者2人が公式に謝罪した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/28/2018112880070.html
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