米専門家「北朝鮮の潜水艦は米空母を撃沈できる」

 現在の韓米同盟軍にとって直接的な脅威は依然として北朝鮮の通常型の軍事力であって、北朝鮮の潜水艦は米空母を撃沈することも可能という指摘が登場した。2006年から08年にかけて在韓米軍司令官を務めたバーウェル・ベル予備役陸軍大将は、ラジオ放送『ボイス・オブ・アメリカ(VOA)』のインタビューにて、「北朝鮮の非核化に集中するがゆえに真の脅威を見過ごしてはいけない。非核化とは、問題全体の一部分。本当に重要な問題は、北朝鮮が大変な規模の通常型の軍隊を休戦ラインのすぐそばに駐屯させているということ」「北朝鮮が兵力や砲台を非武装地帯から遠く離れた後方に撤収させないかぎり、ソウル及び近郊に暮らす数千万の人口は安全だとは言い切れず、韓半島(朝鮮半島)の平和も保障できない」とと語った。

  また米海軍大学戦略・政策学科のジェームス・ホームズ教授は、国防・外交専門誌『ナショナル・インタレスト』に寄稿した記事で「北朝鮮の潜水艦の攻撃能力は、場合によっては米空母を撃沈できるレベル」と指摘した。通常動力の潜水艦も、エンジンを切って静かに潜航すれば、技術的な限界から探知は難しいという。ホームズ教授は、2006年に中国の潜水艦が探知されないまま米空母「キティ・ホーク」に9キロまで接近した件や、10年に起きた韓国海軍の哨戒艦「天安」爆沈事件などを例に挙げた。

  北朝鮮は現在、およそ20隻のロメオ型潜水艦をはじめサンオ型小型潜水艦、ヨノ型潜水艇など、およそ70隻の潜水艦艇を保有している。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/29/2018122980005.html

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