元日の正恩氏「新年の辞」 非核化や米朝再会談への言及に注目
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が年明けの元日に発表する「新年の辞」に世界の耳目が集まっている。北朝鮮が毎年1月1日に公開する新年の辞は1年の国政運営指針であるだけでなく、国際社会に向けたメッセージでもあるためだ。 今回は特に、金委員長が米国との非核化交渉の行き詰まりを打開するための「妙手」を繰り出すかどうかが関心事となっている。 北朝鮮はこれまで、対話を放棄しないとのシグナルをたびたび送っており、「核のボタン」に言及して米国を威嚇した今年元日の新年の辞のような過激な表現は控えるとの見方がある。米国を刺激する代わりに、6月に開いた初の朝米(米朝)首脳会談での合意の段階的、同時的な履行を促し、対北朝鮮制裁の緩和を求める可能性もある。 あわせて、トランプ米大統領が提案した2回目の朝米首脳会談開催に金委員長が応じるかどうかも注目される。また、金委員長が9月の南北首脳会談で文在寅(ムン・ジェイン)大統領に約束した「年内のソウル訪問」を果たせなかったことについて、言及があるかも関心を集める。 今年の新年の辞で、金委員長は北朝鮮代表団の平昌冬季五輪派遣と南北当局間の対話に言及し、このことが3回の南北首脳会談開催などにつながった。 北朝鮮内部に向けては、「自力更生」による経済発展を訴えるとみられている。国際社会の制裁が解かれず外部からの資本と技術の導入が難しい状況のため、金委員長は内部の活用できる資源を総動員して経済建設に取り組むよう強調する見通しだ。 金委員長は2013年から毎年、新年の辞を肉声で発表している。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/12/30/2018123080005.html
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