文大統領の娘家族の海外移住、野党議員が説明を要求

 韓国の保守系野党・自由韓国党の郭尚道(クァク・サンド)議員は29日に開催された党内での会合で「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の娘・タヘ氏とその家族が昨年7月に東南アジアに移住した」と指摘し、大統領府に対し移住の理由や警護費用など、関連する情報を公開するよう求めた。郭議員によると、タヘ氏の夫は2010年に購入したソウル市鍾路区のビラ(低層マンション)を昨年4月にタヘ氏に贈与し、タヘ氏はこれを3カ月後に突然売却してから夫や息子と共に移住したという。郭議員は「夫が昨年3月にそれまで勤務していたゲーム関連企業を退職し、妻にビラを贈与した理由を説明せよ」と要求した。文大統領の孫は現地の国際学校に通っているという。

  郭議員は「ちまたでは夫が通っていた企業に政府が200億ウォン(約20億円)を支援し、うち30億ウォン(約2億9000万円)が不当に支出されたといううわさもある」「資産の差し押さえを逃れるため、大急ぎで贈与し処分したといったさまざまな推測もある。これら全ての事実関係を明確にしてほしい」とも求めた。夫が勤務していた企業はソウル市江南区にある社員20人のトリゲームズで、夫は2016年2月に入社した。14年に設立された当時の社名はNXスタジオだったが、文大統領が当選した後の17年10月に大統領の愛犬「トリ」と同じ名称に変更したという。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/30/2019013080056.html

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