慰安婦被害者の金福童さん死去 閣僚・市民ら弔問相次ぐ=韓国

【ソウル聯合ニュース】28日に亡くなった旧日本軍の慰安婦被害者、金福童(キム・ボクドン)さんを悼み、金さんの棺が安置されたソウル・セブランス病院の葬儀場には31日も多くの弔問客が訪れた。  正午すぎに弔問に訪れた行政安全部の金富謙(キム・ブギョム)長官は「金さんは日帝(日本帝国主義)に踏みにじられた女性人権問題、慰安婦問題を明るみに出し、世界人類の良心に訴えた。われわれがきちんとサポートし制度化することができなかったという恥がある。政府関係者として当然弔問すべきだと思った」と述べた。  また、「世界人類が望んでいることは日本が生まれ変わることだ。韓日関係の重要性も認識しているが、故人のような犠牲者の要求に日本の指導者が誠実に応じることを求める」と強調した。  金長官のほか、国防部の徐柱錫(ソ・ジュソク)次官、旧日本軍慰安婦の韓国人被害者による法廷闘争(いわゆる「関釜裁判」)を題材にした韓国映画「ハー・ストーリー」(原題)のミン・ギュドン監督、主演女優のキム・ヒエさんをはじめ、一般弔問客も相次いで葬儀場を訪れた。  ある60代の弔問客は「ドイツは過去の歴史に責任を取ったが日本はいまだに謝罪していない。日本は謝罪すべきだ」と述べた。  済州島から訪れた20代の弔問客は「(慰安婦問題を巡る韓日合意に基づき設立された)和解・癒やし財団を解散すると(政府が)言っていたがまだ完全に解散したようではないし、日本は謝罪もしなかった」と話した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/31/2019013180178.html

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