無届けで北に石油? 日本の報道に「制裁順守している」=韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は31日、韓国政府が国連安全保障理事会に届け出ずに石油精製品を北朝鮮に持ち込んでいたとする日本メディアの報道に関し、南北協力事業を対北朝鮮制裁の枠内で、制裁を順守・尊重しながら行っているとの立場を明らかにした。同部の当局者は記者団に「国際社会と十分に、緊密に協議しながら行っている。(韓国外交部とも)資料を全て共有している」と伝えた。  共同通信は、国連安保理北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが近くまとめる報告書に、韓国が安保理決議で義務付けられた届け出をせずに北朝鮮へ石油を運んだとの内容が盛り込まれる見通しだと報じた。韓国は昨年1~11月に北朝鮮に約340トンの石油製品を報告せずに運び込み、これは北朝鮮の開城に昨年9月に開設した南北共同連絡事務所の発電機の燃料や暖房用とみられると伝えている。  だが韓国政府の当局者は、報道で取り上げられた340トンのうち、120トン程度は昨年8月に行われた朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事のために使用されたものだとしている。政府は当時、離散家族面会所など再会行事用施設の補修に必要な物資について、国連から制裁の例外として北朝鮮へ持ち込む許可を得た。  連絡事務所用に使用された石油製品は相対的に量が少なく、ほとんどが事務所の建物を補修する際に発電機などを動かすために使われたという。現在、連絡事務所に必要な電気は韓国側から配電方式で供給されている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/31/2019013180129.html

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