サムスン電子のボーナス、半導体とスマートフォン部門で明暗

 昨年に過去最高の業績を達成したサムスン電子は29日、事業部別の成果インセンティブ(OPI)支給計画を社内向けに公示したが、好調の半導体部門と伸び悩むスマートフォン部門で明暗が分かれた。半導体部門の役員・社員のボーナスは年俸の6か月分に達する一方、販売が伸び悩んだスマートフォン部門は昨年よりボーナスが減額となり、年俸の46%となる。OPIとは、各事業部の1年間の成果が年初の事業目標を超えた場合、個人年俸の最大50%のボーナスを出すもので、今月31日に支給される。

  サムスン電子の過去最高業績に貢献した半導体部門は昨年12月、基本給の最大500%に当たる特別ボーナスを手にした。このため半導体部門の社員の大半が、年俸の最大85%に当たるボーナスを手にしたものと推定される。年俸が6000万ウォン(約600万円)の課長クラスは追加で約5000万ウォン(約500万円)のボーナスを受け取ったことになる。

  スマートフォン事業を担当する無線事業部は、ここ数年は年棒の50%の成果給が続いていたが、今年は多少引き下げられ、年俸の46%が支給される。2016年にスマホ「ギャラクシーノート7」のバッテリー発火事故が発生したときでも最大値となる50%を手にしていたことを考えると、サムスンのスマートフォン事業の不振が思ったより深刻だというシグナルともいえる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/29/2019012980160.html

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