11年ぶり野球韓国代表監督の金卿文氏 まずは日本の戦力分析へ
【ソウル聯合ニュース】2008年の北京五輪で野球韓国代表の監督としてチームを金メダルに導いた金卿文(キム・ギョンムン)氏(60)が、11年ぶりに代表監督に戻ってきた。2020年の東京五輪をにらみ、来月からさっそく、最大のライバル・日本の戦略分析を始める。 韓国プロ野球の団体で、プロ選手が主軸となる野球韓国代表チームの運営に携わる韓国野球委員会(KBO)の事務局は29日、旧正月連休明けの2月11~13日に韓国代表のコーチ陣、戦力分析チーム、支援チームを構成する計画と伝えた。 金氏は日本と中南米チームの戦力分析に力を入れるとされる。まずは2月末にコーチ陣、戦力分析チームと共に沖縄に飛ぶ。日本のプロ球団間のオープン戦などを視察し、日本代表候補を直接確かめる。3月9~10日に大阪で行われる日本代表とメキシコ代表の強化試合にも足を運ぶ予定だ。 一方で、韓国の各プロ球団の監督や関係者と会い、所属選手の韓国代表選抜に協力を求め、代表候補となる選手をしっかり観察する。沖縄と宮崎ではSK、斗山、ハンファ、KIA、サムスン、ロッテ、LGの7球団が春季キャンプを行う。 韓国代表は、東京五輪予選を兼ねて11月に開催される国際大会「プレミア12」で台湾とオーストラリアを上回り上位6チームに入れば、開催国として出場が決まっている日本を除いたアジア・オセアニア最上位国として東京五輪の出場権を獲得する。日本の戦力に対する分析は、プレミア12の先の五輪を見据えたものとはいえ、機先を制する意味でもプレミア12で日本に勝利することが重要だ。 一方、KBO事務局は難しい時期に代表監督の重責を引き受ける金氏の待遇に配慮する。同氏は11年から18年まで韓国プロ野球のNCダイノスの監督を務めた後、顧問となった。今年の契約最終年までNCから年俸を保障されていたが、代表監督を担うと決めた。KBO事務局は金氏の年俸を、前任の宣銅烈(ソン・ドンヨル)氏よりやや高めにしたとされる。 代表監督は当初、宣氏が東京五輪まで務める予定だった。昨夏のジャカルタ・アジア大会では大会3連覇を達成したが、特定のプロ野球球団の要請を受けて兵役免除がかかった選手を選抜したとの疑惑が浮上し、昨年11月に辞任した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/01/29/2019012980125.html
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