「我々は傲慢になった」韓国与党内に反省論

 韓国の与党・共に民主党から20代や野党を見下すような発言が相次いだ結果、「我々は傲慢だった」とする反省論が浮上している。  同党の4選国会議員である金富謙(キム・ブギョム)行政安全部長官(行政安全相)は27日のラジオ番組で、「前回地方選挙での大勝以降、与党が少々傲慢になったのではないかとする国民の批判をしばしば耳にする。国民は(民主党が国民の)心をしっかりと読み取り、政治や発言などをすることを期待しているが、たまに国民の期待には応えられていない部分があるようだ」と述べた。金長官は「問題提起だけすればよかった野党(時代)とは完全に異なる」とし、「与党は絶えず全てのことについて総体的な責任を負わなければならない」と強調した。

  ミン・ホンチョル国会議員は23日、薛勲(ソル・フン)最高委員が20代を見下すような発言を行って論議を呼んだことについて、「20代の息子を持つ父親として、そして政治家として、20代の叫びに適切に呼応できずにいることが心苦しい」と述べた。金海永(キム・ヘヨン)最高委員は25日、「国会議員は偉いわけではなく、国民に奉仕しろと命じられた地位だ。最も低姿勢で国民を包容すべきだ」と話した。

  民主党は昨年6月13日の地方選挙で勝利して以降、相次ぐ舌禍に巻き込まれた。イ・ヘチャン代表は昨年10月、「自分が生きている限り、絶対に政権を奪われないようにと固く決心している」と述べ、「50年政権担当論」を主張した。金禎鎬(キム・ジョンホ)国会議員は昨年12月、金浦空港で身分証検査を行っていた職員に暴言を吐いたとして、パワハラだとの指摘を受けた。今月18日には、党指導部が金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事に対する有罪判決に反発し、裁判官を批判した結果、裁判に不服なのではないかとする論議を呼んだ。薛勲最高委員と洪翼杓(ホン・イクピョ)首席広報は最近、20代が教育をまともに受けられなかったため、与党を支持しないという趣旨の発言で物議を醸した。

  民主党のベテラン議員は「過激なメッセージを送ってくる激烈な支持者と彼らだけを意識する一部議員に党が振り回されている」と話した。別のベテラン議員も「政府・与党の政策の過ちを認めるべきだ」と主張した。「自分だけが正しい」と考える親文在寅(ムン・ジェイン)勢力の中枢の認識から変えなければならないとの指摘も聞かれる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/28/2019022880022.html

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