日本でOLEDテレビ人気、LGがパネル供給

 東京・秋葉原にある超大型家電店、ヨドバシカメラの4階テレビ売り場の入り口には38台の大型有機発光ダイオード(OLED)テレビが並べられている。世界のOLEDテレビ市場で首位の韓国LG電子の製品だけでなく、日本のソニー、パナソニックが発売したOLEDテレビも一番目立つ場所を占めている。LG電子日本法人関係者は「最近は日本のテレビ市場でOLEDテレビの割合が徐々に高まっている。品質と技術力に敏感な日本の消費者が高価格のOLEDテレビの価値を認め始めた格好だ」と話した。

  液晶テレビが主流で外国技術が根付きにくいことで知られる日本のテレビ市場でOLEDテレビが急成長しているのだ。

  OLEDテレビは韓国のLG電子が世界で初めて発売したもので、OLEDパネルはLGディスプレーが世界市場の100%を掌握している。日本でOLEDテレビの市場規模が拡大しているということは、OLEDパネルの優秀性が認められたことを意味する。これまで日本市場参入に何度もチャレンジしてきた韓国のテレビメーカーがついに活路を見いだしたと言える。LGディスプレー関係者は「日本では予想よりもOLEDテレビ市場が急速に拡大している。市場掌握のために攻撃的な事業戦略を立てている」と説明した。

  市場調査会社IHSマークイットによると、昨年の日本のOLEDテレビの市場規模は20万500台で、前年比で166%増加した。一方、日本のテレビ市場で主流の液晶テレビは3%増にとどまった。特にテレビメーカーの収益に直結する2500ドル(約27万7000円)以上の高価格帯製品ではOLEDテレビのシェアが82%に達した。

  市場を主導しているのはソニーとパナソニックだ。ソニーは世界で初めてパネル自体が音を出す「クリスタルサウンドOLED」技術を搭載したテレビを発売するなど高価格帯のテレビでOLED製品を増やしている。ソニーの昨年の液晶テレビ販売台数は前年比5万1300台増だったが、OLEDテレビは5万1000台増だった。パナソニックも同じ期間に液晶テレビが9万台減だったのに対し、OLEDテレビは4万6000台増だった。今年はOLEDテレビの新製品を前年の2倍に増やし、主力製品を液晶からOLEDへと転換している。LG電子もOLEDテレビを前面に押し出し、日本のテレビ市場で6位に食い込んだ。海外メーカーでは中国のハイセンス(海信)に次ぐ2位だ。

  業界関係者は「日本のテレビ市場は世界で最も攻略が難しい市場だ。日本でOLEDテレビの技術力と商品性が認められたとすれば、今後欧米など先進国市場でもさらに急速な成長が期待される」と指摘した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/02/28/2019022880005.html

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