韓国首相「朝鮮半島は平和の道進む」 日中ロの役割期待

【博鰲聯合ニュース】中国海南省博鰲(ボアオ)を訪問している韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は28日、国際会議「ボアオ・アジアフォーラム」年次総会の開幕式で基調演説を行い、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和定着に向けた協力を世界に呼び掛けた。  李首相は「南北と米国は対話の軌道に乗った。中国、日本、ロシアなどの支援に感謝している。今後も有意義な役割を期待する」と述べた。  昨年は3度の南北首脳会談と史上初の米朝首脳会談が開かれ、朝鮮半島が平和ムードに包まれたが今は膠着(こうちゃく)状態だとした上で、「ときには曲折もあるが朝鮮半島は平和の道を進むと信じている」と強調した。  さらに、北東アジアの火薬庫だった朝鮮半島がアジアと世界に平和を発信する日が一日も早く訪れることを願っていると語った。  また、世界が環境災害の防止に努めなければならないとした上で、「アジア諸国も協力体制を早く整えてもらいたい。今後、粒子状物質低減などの問題でアジア諸国が円滑に協力しよう」と提案した。  環境、朝鮮半島の平和のほか、アジアが協力する課題として、経済環境の安定、第4次産業革命と革新、不平等の深刻化阻止などを挙げた。  李首相は「世界は経済環境を速やかに安定させるべきだ。アジアが積極的な役割を果たすことを望んでいる。世界は自由で公正な経済体制の回復に出口を見いださなければならない」との見方を示した。  また、グローバル・ガバナンスを強化することで経済の予測可能性を高めることを提案。「アジアは自らを成長させた多角的貿易体制を支持し、開発途上国もその恩恵を享受できるよう支援する義務がある」と述べた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/28/2019032880153.html

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