偏向報道:韓国のテレビ時事番組、事実よりも政派的主張を放送

 「実にごう慢でふてぶてしい態度でした。本人が拘束されるとは本当にみじんも考えていなかったと思います」 「(梁承泰〈ヤン・スンテ〉元大法院長(最高裁長官)のもとでの大法院の行為は)組織犯罪ですよ。」

  1月27日に放送されたMBC『探査企画ストレート』で、梁承泰元大法院長の令状実質審査後の映像を見ながら、司会者キム・ウィソンとチュ・ジンウが交わした会話だ。中立の立場を守るべき番組司会者が自身の主観的な考えや信念を視聴者に対してフィルターを通すことなく伝えたものだ。

  ソウル大学言論情報研究所が2月10日に発表した「朴槿恵政権・文在寅政権時の地上波時事番組評価研究」によると、文在寅政権になってからテレビ時事番組で司会者の論評が著しく主観的になっており、これがテレビ時事番組全体の偏向性深刻化現象につながっていることが分かった。

  研究評価の対象となった12のテレビ時事番組のうち、KBS『今夜キム・ジェドン』とMBC『探査企画ストレート』の司会者が主観的論評の含まれる発言を最も多くしているという。番組全体の偏向性指数はMBC『探査企画ストレート』と『PD手帳』で最も高かった。

  また、朴槿恵政権時のテレビ時事番組は野党と韓国・脱北者・高齢者を擁護したのに対し、文在寅政権時のテレビ時事番組は政府与党と北朝鮮・難民・労働者などを擁護していることも分かった。文在寅政権時のテレビ時事番組の批判対象は李明博(イ・ミョンバク)政権・朴槿恵政権、トランプ米大統領、サムスングループ、保守系メディアだった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/29/2019032980068.html

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