偏向報道:文政権誕生を機にテレビ局のトップ交代、「積弊清算」番組急増
「自身を支持しなかった国民一人一人にも仕えるという大統領が誕生しました」(KBS『追跡60分』2017年5月放送より)
「大統領としての文在寅(ムン・ジェイン)の長所は? 人間的に魅了される点は?」 (SBS『金於俊(キム・オジュン)のブラックハウス』楊正哲〈ヤン・ジョンチョル〉元大統領府広報企画秘書官の対談)
「朴槿恵(パク・クネ)政権・文在寅政権時の地上波時事番組評価研究」という報告書を発表したソウル大学言論情報研究所が、テレビ時事番組の偏向性を測定するため司会者・出演者の発言、資料画面などを分析した結果、MBC『探査企画ストレート』『PD手帳』とKBS『追跡60分』『時事企画 窓』の主張度が最も強いことが分かった。研究チームは、論争的事案と関連して主張性が強まり、特定の方向に意見が集中した場合に偏向性が高まると考えている。研究チームは、12のテレビ時事番組について「論争的事案をどれだけ公正な方法で扱っているか分析した」という。その結果、韓国のテレビ時事番組は「独善的」な番組が最も多いことが分かった。『探査企画ストレート』は主張の強さだけでなく、一方の利害当事者の肩ばかり持つ傾向も最も高かった。そして、「文在寅政権時期にテレビ時事番組の偏向性が全体的に強まっており、特に、現政権で新たにスタートした番組が高い偏向性を示した」と分析した。 ■トップ交代後「積弊清算」番組急増
2017年末と昨年初めにMBCとKBSのトップがそれぞれ交代して以降、テレビ時事番組は「積弊(前政権の弊害)清算」関連内容を相次いで放送している。KBS『今夜キム・ジェドン』『ジャーナリズム・トークショーJ』、MBC『探査企画ストレート』などがスタートし、KBS『追跡60分』では「サムスン共和国第1編、李健煕(イ・ゴンヒ=サムスン電子会長)借名口座このまま埋もれさせるのか」「司法の素顔-判事ブラックリスト」「8年ぶりの公開 (沈没した韓国海軍哨戒艦)『天安』報告書の真実」「韓半島(朝鮮半島)平和企画第1部、北・米(米朝)首脳会談諜報(ちょうほう)作戦」「ある大法院長(最高裁長官)の危険な取引」などが放送された。MBC『PD手帳』でも「国家情報院とエセ保守、不法政治工作」「司法府、積弊は誰? 判事ブラックリスト」「MB(李明博〈イ・ミョンバク〉元大統領)兄弟とポスコのシークレット」「韓半島、大転換の瞬間(南北首脳会談特集)」「梁承泰(ヤン・スンテ=元大法院長)の不当な取引、大法院司法介入」などよく似た企画が相次いだ。MBC『探査企画ストレート』も昨年2月のスタート以来6カ月間で李明博元大統領の資源開発関連6件、サムスン関連5件、沈没した貨客船セウォル号関連2件など、ほとんどが過去の政権の疑惑を暴くことに重点を置いている。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/29/2019032980069.html
「大統領としての文在寅(ムン・ジェイン)の長所は? 人間的に魅了される点は?」 (SBS『金於俊(キム・オジュン)のブラックハウス』楊正哲〈ヤン・ジョンチョル〉元大統領府広報企画秘書官の対談)
「朴槿恵(パク・クネ)政権・文在寅政権時の地上波時事番組評価研究」という報告書を発表したソウル大学言論情報研究所が、テレビ時事番組の偏向性を測定するため司会者・出演者の発言、資料画面などを分析した結果、MBC『探査企画ストレート』『PD手帳』とKBS『追跡60分』『時事企画 窓』の主張度が最も強いことが分かった。研究チームは、論争的事案と関連して主張性が強まり、特定の方向に意見が集中した場合に偏向性が高まると考えている。研究チームは、12のテレビ時事番組について「論争的事案をどれだけ公正な方法で扱っているか分析した」という。その結果、韓国のテレビ時事番組は「独善的」な番組が最も多いことが分かった。『探査企画ストレート』は主張の強さだけでなく、一方の利害当事者の肩ばかり持つ傾向も最も高かった。そして、「文在寅政権時期にテレビ時事番組の偏向性が全体的に強まっており、特に、現政権で新たにスタートした番組が高い偏向性を示した」と分析した。 ■トップ交代後「積弊清算」番組急増
2017年末と昨年初めにMBCとKBSのトップがそれぞれ交代して以降、テレビ時事番組は「積弊(前政権の弊害)清算」関連内容を相次いで放送している。KBS『今夜キム・ジェドン』『ジャーナリズム・トークショーJ』、MBC『探査企画ストレート』などがスタートし、KBS『追跡60分』では「サムスン共和国第1編、李健煕(イ・ゴンヒ=サムスン電子会長)借名口座このまま埋もれさせるのか」「司法の素顔-判事ブラックリスト」「8年ぶりの公開 (沈没した韓国海軍哨戒艦)『天安』報告書の真実」「韓半島(朝鮮半島)平和企画第1部、北・米(米朝)首脳会談諜報(ちょうほう)作戦」「ある大法院長(最高裁長官)の危険な取引」などが放送された。MBC『PD手帳』でも「国家情報院とエセ保守、不法政治工作」「司法府、積弊は誰? 判事ブラックリスト」「MB(李明博〈イ・ミョンバク〉元大統領)兄弟とポスコのシークレット」「韓半島、大転換の瞬間(南北首脳会談特集)」「梁承泰(ヤン・スンテ=元大法院長)の不当な取引、大法院司法介入」などよく似た企画が相次いだ。MBC『探査企画ストレート』も昨年2月のスタート以来6カ月間で李明博元大統領の資源開発関連6件、サムスン関連5件、沈没した貨客船セウォル号関連2件など、ほとんどが過去の政権の疑惑を暴くことに重点を置いている。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/29/2019032980069.html
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