偏向報道:政府を一方的に擁護する韓国ラジオ時事番組

KBS司会者は大統領府入り、政府・与党寄り人事偏重 ソウル大学、朴政権・文政権時の地上波ラジオ500日間を初めて比較・分析

  金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事がドルイドキング世論操作事件に関与して一審で実兄判決を受けた翌日の1月31日、ラジオ局CBSの時事番組『キム・ヒョンジョンのニュースショー』に出演した与党・共に民主党の朴柱民(パク・チュミン)議員は「これは果たして証拠や法理に基づいてなされた判決なのかという疑問がある」「ドルイドキング側の供述そのものが汚染されている」と主張した。番組司会者のキム・ヒョンジョン氏は「司法介入捜査に対する報復判決だと疑っているのか」と問い返した。

  地上波ラジオ時事番組で連日、政府・与党を擁護する発言が相次いでいる。ソウル大学言論情報研究所の「朴槿恵(パク・クネ)政権・文在寅(ムン・ジェイン)政権時の地上波時事番組評価研究」によると、文在寅政権発足以降、ラジオ時事番組の「政府弁護的」傾向が前政権の朴槿恵政権に比べて強まっていることが分かった。

  研究チームが偏向性指数を算出するために収集した発言には、「文在寅大統領の当選は結局、我々韓国市民たちの力、民主主義の勝利だ、などの記事がたくさん出てくるでしょ?」(CBS『時事ジョッキー、チョン・グァンヨンです』2017年5月)、「(最大野党)自由韓国党を見ていて感じることがあります。世界で最も簡単なのは非難ばかりすることです」(TBS『異色の視線、キム・ジョンベです』18年9月)など、与党を擁護して野党を批判する発言が多いことが分かった。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/29/2019032980048.html

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