【萬物相】京畿道・抱川市の「金日成の別荘」修復騒動

 京畿道抱川市が税金54億ウォン(約5億2500万円)を投入し、いわゆる「金日成(キム・イルソン)の別荘」を修復する計画を打ち出したものの、世論の反発を受け、白紙に戻すことにした。復元計画についてネットにアップされた記事には、「いいね」が20件ほどで、「腹立たしい」が1万件近くに上った。書き込みのほとんどが「完全にいっちゃった」「狂ったか」などだ。抱川市が言及した「金日成の別荘」とは、山井湖水の展望台近くに植民地時代の日本が建てた水利組合の建物をいう。ところが、故・金日成主席が韓国戦争(朝鮮戦争)以前に北朝鮮の領土だった同建物に宿泊したという話が一部口頭で伝えられているだけで、見た人もいなければ写真1枚すら残っていない。この近辺には「以前、金日成の別荘があったという」という立て看板だけが立てられている。

  江原道花津浦にある「金日成の別荘」は、朝鮮戦争前に故・金日成主席が息子の故・金正日(キム・ジョンイル)総書記と共に撮影した写真までが残っているため、認めるとしよう。しかし、突然抱川の同じような別荘を修復しようと決めた目的は何なのか。どんなに政府が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の機嫌取りのために友邦までも投げ出しているとはいえ、地方自治体までがこれに加担するのは行き過ぎている。故・金日成主席の遺物までを国民の税金で買い取ろうとしたという。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/29/2019032980090.html

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