金正男氏息子の保護団体が立場表明「北を根元から揺さぶる」

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が2017年2月にマレーシアで殺害された後、息子のハンソル氏を保護したとする団体「自由朝鮮」が、自らを「脱北民(北朝鮮脱出住民)の組織」だとし、北朝鮮内の革命同志と共に金正恩政権を「根本から揺さぶる」と主張した。  同団体は28日、ホームページに立場を表明する文章を掲載し「われわれは金氏一家の世襲を断つ信念で結集した国内外の組織だ」と明らかにした。  また、北朝鮮政権の打倒を狙ってさまざまな作業を準備しているが、メディアの推測記事により活動を一時中断していると説明した。  その上で、近ごろの報道を意識したように、保安上の問題から韓国に居住している脱北民と関係を結んだり通話したりしたことはないとして、メディアに対し組織の実態や構成員を探ることを控えるよう呼びかけた。  先月発生したスペイン・マドリードの北朝鮮大使館襲撃事件を主導したとされる自由朝鮮が、北朝鮮内の人物と協力して金正恩政権を揺るがすとの立場を示したことにより、北朝鮮当局は住民に対する監視や取り締まり、処罰を強化するとみられる。  「自由朝鮮」の前身は、17年にハンソル氏の姿を公開し、安全な場所への移動を手助けしたと主張した「千里馬民防衛」だ。  同団体は26日、北朝鮮大使館の襲撃事件への関与を認めるとともに米連邦捜査局(FBI)とも接触したと発表し、関心を集めている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/28/2019032880176.html

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