韓国国会、選挙法など4法を迅速処理指定=深夜に強行可決

与野党4党、選挙法・高位公職者犯罪捜査処法・捜査権調整2法案指定 自由韓国党「小細工で強行投票」光化門に「テント党舎」張り場外闘争

  韓国与野党4党は29日、最大野党・自由韓国党などの阻止にもかかわらず、選挙法改正案、高位公職者犯罪捜査処(省庁の1つ)法案、検察・警察捜査権調整法案のファーストトラック(迅速処理案件)指定を強行した。ファーストトラックに反対する自由韓国党は30日、ソウル・光化門広場に「テント党舎」を張り、場外闘争に入った。

  国会司法改革特別委員会のイ・サンミン委員長=与党・共に民主党=は同日夜、高位公職者犯罪捜査処法案、検察・警察捜査権調整法案のファーストトラック指定を可決した。自由韓国党所属の同委員会委員7人が拒否したが、残りの与野党4党の委員11人(在籍委員の5分の3以上)が採決で賛成票を投じた。自由韓国党所属の同委員会委員7人は「方便、脱法、小細工、強行で行われる泥棒会議は根本的に無効だ」と主張した。しかし、イ・サンミン委員長は「シュプレヒコールをあげる自由韓国党議員を退場させろ」と秩序維持権を発動して会議を進行させた。このため、大統領「第1号公約」である高位公職者犯罪捜査処新設と検察・警察捜査権調整が最も長くても330日以内に処理できるようになった。

  選挙法改正案を処理する政治改革特別委員会も全体の5分の3以上の委員が賛成の意向を明らかにし、30日未明に可決された。「連動型比例代表制」導入を骨子とする選挙法改正案がファーストトラックに指定・処理されれば、来年の総選挙で比例代表議席数はこれまでの47議席から75議席に増え、その一方で選挙区による議席数は減ることになる。

  自由韓国党議員らは当初、会議場前に横たわって進入を阻止した。すると、共に民主党と正義党所属の政治改革特別委員会委員長と司法改革特別委員会委員長は、まるでかくれんぼをするかのように別の階の会議場に移動して委員会を開いた。自由韓国党は「左派独裁を強化するための法案が野党第1党の同意なしに強行投票された」と強く反発した。

  自由韓国党は、朴槿恵(パク・クネ)党代表の時代から15年ぶりに「テント党舎」を張り、全国を回って与党に対して場外闘争を展開することにした。特別委員会は最長180日以内に法案審査を終えなければならず、国会法制司法委員会の90日間の体系・字句審査を経て、最長330日後に本会議採決を行うことができる。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/30/2019043080005.html

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