トランプ氏「シンゾーは特別」…貿易交渉では強硬姿勢

  「シンゾーは特別だから」。26日(現地時間)にワシントンのホワイトハウスで開催された日米首脳会談で、安倍晋三首相がトイレに行く際、トランプ米大統領がこう語ったという。そしてトランプ大統領がいつも使用するトイレに案内する「特別待遇」をしたということだ。産経新聞は会談同席者の話を引用し、日米首脳間の親密な関係を説明するエピソードとしてこのような内容を報じた。

  会談後には夫婦同伴の夕食会が1時間45分ほど続いた。メラニア夫人の49歳の誕生日祝いを兼ねた席だった。両首脳は27日午前にはバージニア州スターリングのトランプナショナルゴルフクラブで一緒にゴルフもした。2人が一緒にゴルフをしたのは今回が4回目となる。トランプ大統領の5月末の訪日日程も公式化した。トランプ大統領は「『新天皇の即位は米国人のスーパーボウル試合より日本人にとって100倍以上重要』という安倍首相の説明を聞いて決めた」とし「(訪日で)相撲を観戦し、優勝者にトロフィーも渡す」と述べた。

  安倍首相は自身のツイッターに「昨日の首脳会談、4人だけの夕食会、そして本日のゴルフと、トランプ大統領と10時間以上を共に過ごすなかで、北朝鮮問題への対応、経済、G20大阪サミット、更には世界情勢に至るまで、様々な課題についてじっくりと話をすることができました」というコメントを載せた。

  しかし貿易交渉を主な議題とした首脳会談では神経戦を見せた。会談前にトランプ大統領が貿易交渉妥結時期を尋ねる米国記者の質問に対し「非常に早く出ることもある。(5月末の)訪日で(合意文に)署名するかもしれない」と早期妥結に意欲を表しながらだ。

  早くとも7月の参議院選挙以降、遅ければ来年の米大統領選挙まで念頭に置いていた安倍首相はトランプ大統領の発言の後、首をかしげながら顔をしかめた。45分間の単独会談で安倍首相は「5月末の合意は難しい」と述べ、トランプ大統領は「それなら交渉代表に任せよう」と言って軽く流したという。安倍首相は会談後、記者らに「貿易交渉においても、ともにウィンウィンとなる交渉を進めようと述べた」と伝えた。

  朝日新聞はこの日、1面記事で「日本としては受け入れられない想定外の発言に首相は振り回された」と報じた。来年の大統領選挙を控えたトランプ大統領は自身の支持層である農業界の要求、すなわち米農産物に対する関税を環太平洋経済連携協定(TPP)水準に引き下げることなどを日本に提示している。

  一方、日本の自動車に対する関税引き下げなど日本側の要求は議論もされていない。日本メディアは5月末に合意すれば7月の参議院選挙に影響を及ぼし、安倍首相が政治的な打撃を受けることもあると伝えた。

中央日報 https://japanese.joins.com/article/830/252830.html

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