韓国批判を続ける北に海外識者「恩知らずの乞食」「文大統領の顔に唾」

「韓国の善意は水道の蛇口ように回せば出ると思っているのか」

  韓半島(朝鮮半島)情勢に詳しい海外の識者らは、北朝鮮が4・27板門店宣言1周年記念行事に参加せず、韓国に対する非難を続けていることについて「愚かな行動だ」「北朝鮮の状況は1年前と比べて何も変わっていない」などと相次いで批判した。

  北朝鮮情勢に詳しい英リーズ大学のフォスター・カーター名誉教授は、先日北朝鮮専門メディア「NKニュース」に寄稿した「北朝鮮による韓国無視はなぜ不公平で愚かなのか」という記事の中で、韓国を見下す北朝鮮の言動について「文在寅(ムン・ジェイン)大統領の顔に唾するに等しい」「小さい考えから来る愚かな行動」などと非難した。

  北朝鮮を「恩知らずの乞食」とまで指摘するフォスター・カーター氏は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を名指しし「金正恩氏は韓国の善意を、何か水道の蛇口から出る水のようにいつでも出てくると勘違いしているのか」と非難した。金正恩氏が韓国に対し「差し出がましい仲裁者」などと侮辱したことについても「トランプ大統領との会談を2回もあっせんしたことへの感謝どころか、文大統領を使い古したタオルのように捨て去った」と指摘した。

  米国務省で非拡散担当副次官補を歴任したフィッツパトリック氏は米国のラジオ放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」に出演した際、板門店宣言について「南北関係と緊張緩和という面から大きな進展があった」と評価しつつも「板門店宣言から1年が過ぎても、最も大きな脅威となる北朝鮮の核開発は変わっていない」と指摘した。

  英エコノミスト誌は27日付で、「自由朝鮮」をはじめとする北朝鮮に対する反体制活動の実態を紹介する記事の中で「金正恩氏の反対者は資金不足で大きな成功を収めていない」と分析した。その理由として同誌は「金正恩政権の恐怖政治」「韓国政府の北朝鮮宥和政策による脱北者の締め付け」などを上げた。

  米タフツ大学のイ・ソンユン教授はVOAに出演した際「韓国で金正恩政権の交代を口にすれば、戦争狂だとか極右などとみなす一種の先入観がある。これも北朝鮮に反対するにあたっての大きな障害」と述べた。北朝鮮の金正恩政権を刺激したくない文在寅政権の政策が、北朝鮮に反対する活動を萎縮させているとの見方だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/29/2019042980020.html

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