「金大中元大統領、南北問題解決のため韓日関係重視」

  ヘリテージ財団創立者のエドウィン・フュルナー氏が韓日関係の悪化を関連し「金大中(キム・デジュン)元大統領も韓日関係を重視した」と述べた。トランプ大統領の政権移行委員を務めたフュルナー氏は米国の代表的な保守シンクタンク「ヘリテージ財団」を創設し、現在は同財団傘下・アジア研究センターの会長だ。

  峨山政策研究院が主催したフォーラム「峨山プレナム」に出席するために訪韓したフュルナー氏は24日、中央日報の単独インタビューで「北朝鮮問題を解決するためにはソウル・東京・ワシントンの緊密な連携が必要だ」とし、このように明らかにした。フュルナー氏はインタビュー中に金大中元大統領から聞いた話を紹介した。

  --韓国政府が北朝鮮に集中しているという不満がワシントンから出ているというが。

  「北朝鮮問題を解決するためには何が必要だろうか。ソウル、東京、ワシントンの緊密な連携だ。韓日間には歴史など複雑な問題があることをよく知っている。しかし南北間の同族間争いの悲劇と分断よりも複雑だろうか。そうではない」

  --韓日関係の悪化を米国務省も強く懸念しているのか。

  「(ためらわず)そうだ」

  --韓日関係に関連して文在寅(ムン・ジェイン)大統領に助言するなら。

  「金大中元大統領が(2000年の最初の南北首脳会談を控えて)私にこういう話をしたことがある。『私が平壌(ピョンヤン)に行くことになれば、それは非常に長い韓半島(朝鮮半島)平和に向けた旅程の第一歩になるだろう。しかしそれは最初の足あとにすぎない』。金元大統領の言葉のように韓半島の平和への道は長い。重要なのは各段階ごとに北朝鮮が前向きに動くことだ。そのためには米国・韓国・日本の3カ国が緊密な連携に合意しなければいけない。日本を北核問題から排除することはできない。金大統領は韓日関係も重視した」

  --安倍首相にも助言するなら。

  「希望を捨てずに前向きな姿勢で臨み、不必要な言葉は控えてほしい。韓国国民は韓日関係に対して非常に熱情的だ。韓日両国は経済・安全保障の面で相互依存度が高いが、一般国民の感情で見ると、韓国では日本に対して(国家的)次元を越えて個人的に受け入れる傾向がある。こうした点を安倍首相も考慮しなければいけない。日本は米韓日の連携で必須の役割をしなければいけない」

  --日本が韓日関係の改善から手を放しているのでは。

  「必ずしも日本は悪い方向に硬直しているとは思わない。日本政府内外の元関係者と話を交わすと、彼らは韓国で両国関係改善の小さなきっかけでも生じれば喜んで感謝していた。日本はいま内心では韓国が『関係を改善しよう』という信号を送ることを望んでいる。まずは米韓日3カ国の外交ラインに各国をよく知る専門家を配置する必要がある」

中央日報 https://japanese.joins.com/article/881/252881.html

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