野党代表時代は選挙法改正に反対、野党が文大統領の二重規範を批判

 最大野党・自由韓国党は29日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は選挙法改正について『二重規範』(ダブルスタンダード)を適用している」と強く反発した。文大統領はかつて、「ゲームのルール」である選挙法をめぐり全く別のことを言っていたということだ。

  文大統領は共に民主党代表だった2016年、当時与党だったセヌリ党が選挙区画定を強行しようとすると、「選挙法は競技の規則だ。これまで一方的なごり押しや職権上程で議決された前例は一度もない」と批判した。

  自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表は同日、文大統領の発言を取り上げて、「大統領は人ごとのように言っている場合ではない。与党に下した命令や指示を撤回し、打開策を提示すべきだ」と言った。

  自由韓国党議員らは「選挙法改正案、高位公職者犯罪捜査処法案が処理されれば、党の存続が危うくなるかもしれない」と決死の抗戦に臨む模様だ。与野党4党の選挙法改正案通りに総選挙が行われれば、自由韓国党の議席は22議席前後減るという独自分析の結果もある。自由韓国党の初当選議員は「選挙法改正案が適用されれば、来年の総選挙で与党系議員の議席が全体の約3分の2を占めるようになり、保守野党を包囲する構図となる」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/30/2019043080006.html

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