米軍、佐世保に最新鋭強襲揚陸艦・ステルス揚陸艦を配備

 米海軍の最新型強襲揚陸艦「アメリカ」(LHA6)とステルス性を持つドック型揚陸艦「ニューオリンズ」(LPD18)が、在日米軍基地へ同時に前進配備される。米第7艦隊は29日、アメリカとニューオリンズが、現在佐世保に配備されているイージス駆逐艦「ステザム」(DDG63)、強襲揚陸艦「ワスプ」(LHD1)を代替する予定だと発表した。

  2014年に就役した最新強襲揚陸艦アメリカは全長257メートル、排水量4万5000トンで、中・小型空母に匹敵する。特に、垂直離着陸機能を有する米海兵隊の最新型ステルス戦闘機F35Bを最大およそ20機搭載するといわれている。また、ステルス揚陸艦のニューオリンズは排水量2万5000トンで、16年には大規模な韓米合同上陸演習にも参加した。

  米第7艦隊は、これらの新型艦を従来の艦艇の代替として配備したことを明らかにすると同時に、「インド・太平洋地域の安全保障環境は最も優秀な米海軍の軍艦配備を要求している」ともコメントした。東アジア情勢を理由に新型艦艇を配備した、という意味だ。さらに第7艦隊は「(このような準備態勢は)海洋連合戦力が最も素早く対応することを可能とし、米軍艦が最も適切な時期に最大の打撃力と運用能力を発揮できるようにしてくれる」とも説明した。

  韓国軍関係者は「日本南東部にある佐世保港の位置を考慮するに、中国と北朝鮮を同時にけん制・威嚇する布石とみている」と語った。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「東アジア地域に新型艦艇を持ちこみ、地域内で艦艇の世代交代が行われている。駆逐艦の代替としてステルス揚陸艦などがやって来たことは、米海軍が従来の戦力を攻撃的に変更しようとしている兆しといえる」と語った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/04/30/2019043080014.html

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