韓国軍、7月にF-35を2機追加導入

追加引き渡し日程は具体的言及なし 引き渡し式、先送りして10月開催

  韓国軍がステルス戦闘機F-35Aを2機、7月に追加で導入することが29日、分かった。今年3月に初めて2機を導入してから4カ月ぶりのことだ。韓国軍関係者は「我が軍は今年下半期から本格的にF-35Aを導入する予定だ。7月の2機を皮切りに、8月に4機、10月に3機の合計13機が韓国に到着する」と述べた。

  韓国空軍にとって初のステルス戦闘機であるF-35Aは今年3月、米国を出発して清州基地に到着した。しかし、韓国軍は米国との関係や戦力露出などを理由にF-35Aの追加到着日程を具体的に明らかにしていなかった。これについて軍やその周辺では、「北朝鮮が敏感になっているため、公表できないのではないか」という声もあった。北朝鮮は韓国軍のF-35A導入に激しく反発している。

  韓国軍では、当初今年上半期に行う予定だったF-35Aの戦力化行事(引き渡し式)を、最初の戦闘機を受け取ってから7カ月後の10月に実施することを検討している。韓国政府関係者は「下半期に戦力化行事が先送りとなったので、空軍創軍70周年の10月1日にF-35Aの戦力化行事をしようという話が出た。そうなれば、8月までに受け取ったF-35A 8機を行事に出せるだろう」と語った。行事は最近の軍の基本方針に合わせて「ローキー(low key=控えめ)」に行われるという。今年3月に行われたF-35Aの初引き渡し式に韓国国防部(省に相当)の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)長官は欠席し、李旺根(イ・ワングン)前空軍参謀総長は短い時間だけ出席した。下半期の行事には鄭景斗長官が出席すると言われている。

  一方、韓国空軍は同日、2月に発生した空軍KF-16D戦闘機墜落事故の発生原因が燃料供給装置にあったことを発表した。空軍事故調査団は「事故機のエンジン燃焼室に燃料を送る装置が詰まり、燃料供給が中断された。これにより、エンジン停止(Flame Out)となって事故が発生したことを確認した」と明らかにした。ただし、燃料供給装置に問題が発生した原因はまだ究明できていない。KF-16D戦闘機は今年2月に飛行訓練のため全羅北道群山市の空軍基地から離陸、13分後に海上に墜落した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/30/2019053080048.html

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