南北連絡事務所の所長会議を非定例化へ、北朝鮮の無断欠席続き

 韓国政府が、毎週金曜に開催することで北朝鮮と合意していた開城の南北連絡事務所所長会議について、「非定例会議」への変更を検討していることが分かった。北朝鮮側の度重なる「ノーショー(無断欠席)」によって、所長会議が有名無実化しているとの指摘があることを意識したものとみられる。

  韓国政府の高官は30日、記者団に対し「南北は毎週金曜に会うことにしていたが、北朝鮮側が事情で出てこられず、われわれだけが待っている場合がある」として「相手の事情があるだけに、週に1回固定で開催するよりも、相談して都合のいい日に開催する方が良いと思う」と述べた。この高官は「私が把握する限りでは、ここ(韓国側)で(連絡事務所の業務を)やっても十分だ」と話した。韓国側の初代所長を務めた千海成(チョン・ヘソン)元統一部(省に相当)長官は、北朝鮮の出欠にかかわらず、毎週金曜日には開城に出向いて業務を遂行していた。

  開城連絡事務所は約100憶ウォン(約10億円)を投じて改修・補修工事を実施し、昨年9月に開所した。事務所運営のために石油を北朝鮮側に搬出した事実は、今年3月に国連安全保障理事会が作成した「対北制裁委専門家パネル報告書」に掲載された。

  韓国政府は今後、韓国側の新しい連絡事務所所長を任命し、新たな運営方針について北朝鮮側と協議する計画だ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/30/2019053080227.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人