駐韓米国大使「トランプ大統領、北のミサイルに冷静対応」 対話強調
【済州聯合ニュース】米国のハリス駐韓大使は29日、韓国南部、済州島で開かれた外交官らによる国際会議で、非核化に向け北朝鮮と対話を続けていくという米国の方針を明らかにした。 ハリス氏は北朝鮮が今月初めに2回にわたり短距離ミサイルなどを発射したことと関連し、「トランプ大統領はミサイル発射にもかかわらず、交渉の扉を開けている」とし、ベトナム・ハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談以降も、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)との交渉を続けようとするトランプ大統領の意思が多くのことを物語っていると説明した。 またハノイでの会談が物別れに終わってから3カ月しかたっておらず、我慢する必要があるとし、「北朝鮮のミサイル発射にもトランプ大統領は落ち着いて対応しており、北朝鮮との対話を続ける意向を示している」と強調した。 ハノイでの米朝首脳会談については、「進展があった」とし、「北朝鮮と合意には至らなかったが、互いに立場を詳細に説明し、様々な事案に対する隔たりを狭め、米国は制裁を緩和する前に完全な非核化を期待するという点を明確にした」と伝えた。 一方、韓米関係については、北朝鮮が様々な形で威嚇をしているが、韓米両国は緊密に協力し、価値を共有することでさらに関係を強固にしているとし、「トランプ大統領も6月に韓国を訪問する時、このような韓米関係が地域の平和と安全保障を維持しようとするわれわれの努力に大変重要な部分だという点を強調するだろう」との見解を示した。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/29/2019052980256.html
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