ホテル新羅社長の鎮静剤使用疑惑、韓国医師団体が情報提供者を告発

 大韓小児青少年科医師会は29日、ホテル新羅の李富真(イ・ブジン)社長が鎮静剤のプロポフォールを使用していたとする疑惑に関連し、メディアに情報を提供した看護助手を医療法違反などの疑いで検察に告発した。

  同医師会はソウル中央地検で記者会見を開き、「看護助手は医療法が定める情報漏えい禁止義務に違反した」とし、「情報提供は公益目的ではなく、李社長の家族内の事情によるものだった」と指摘した。李社長は任佑宰(イム・ウジェ)元サムスン電機顧問と離婚訴訟中だ。

  インターネットメディアは今年3月、看護助手の情報提供に基づき、2016年に李社長がソウル市江南区清潭洞の美容整形外科で月に少なくとも2回、プロポフォールの投与を長時間受けたとする疑惑を報じた。同医師会のイム・ヒョンテク代表は「情報提供に介入した人物がいる。昨年7月に看護助手が美容整形外科の従業員に紹介した人物は、『李社長のプロポフォール使用に関する証言をしてくれれば、礼をする』と従業員を懐柔した」と指摘した。

  医師会は告発状を通じ、介入人物は任佑宰氏の知人だとした上で、「任氏とゴルフをしている様子の写真などを入手しており、捜査機関は十分に事実関係を解明できるはずだ」などと主張したとされる。ホテル新羅はコメントを避けている。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/30/2019053080016.html

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