IATA 韓国航空当局に過度な規制の撤廃を勧告

【ソウル聯合ニュース】国際航空運送協会(IATA)のアレクサンドル・ド・ジュニアック事務局長は29日、韓国の航空市場について、一部の航空規制が厳しいとの見解を示した上で「韓国当局に過度な規制を課さないよう勧告している」と明らかにした。ソウル市内のホテルで開かれたIATA年次総会(6月1~3日)に向けた記者懇談会で伝えた。  IATAはソウルの総合展示場・COEXで第75回年次総会を開く。IATA総会がソウルで開かれるのは今回が初めて。大韓航空が主管する。  ジュニアック氏は「韓国は大きな市場であり航空会社にとって挑戦的な市場」としながら、一部の要素では規制が厳しいと指摘した。  また航空機の出発遅延により科されるペナルティ(不利益)、航空・運航記録を航空会社がウェブサイトに掲載する義務などについて言及し、「われわれ(航空業界)は規制を受ける業界であるため、韓国当局に国際法と標準に従ってほしいと要求している」と話した。  その上で、「このような規制は他の国にもあるものだが、過度な規制はあってはならず、国際標準に従わなければならないと話している」と説明した。  大韓航空を中核とする韓国の財閥、韓進グループを会長として率いた趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏が死去したことで、今回の総会の議長を務めることになった趙源泰(チョ・ウォンテ)大韓航空社長がIATAの最高機構執行委員に選ばれる可能性については、「候補に指名されれば、4日後の投票によって結果が出るだろう」と述べた。  ジュニアック氏は「韓国は6社がIATAに加盟しており、とても重要なハブ空港がある」とし、開催地である韓国に対する期待を表わした。  IATAによると、今回の総会にはIATAに加盟する290の航空会社、航空機メーカー、政府機関や関連機関の幹部など約1000人の航空産業関係者と報道機関が参加し、航空業界について広く議論を行う予定だ。  同氏は「今回の総会は韓国で初めて行われる最大規模の航空業界の行事」とし、期間中はソウルが世界の航空業界の中心になると話した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/29/2019052980254.html

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