<サッカー>「張り子の虎」に転落した韓国Kリーグ

  Kリーグはもはや「アジアの虎」ではない。2019アジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグでKリーグの4チームがすべて脱落した。

  全北現代は26日、上海上港(中国)との決勝トーナメント1回戦第2戦で1-1で引き分け、第1・2戦の合計が2-2となった後、PK戦で3-5で敗れた。蔚山現代も同日、浦和レッズ(日本)に0-3と完敗し、第1・2戦の合計2-4で敗退した。これに先立ち大邱FCと慶南FCはグループリーグで姿を消した。

  AFCチャンピオンズリーグは準決勝まで東アジアと西アジアで分けて試合をするが、東アジアでは中国の2チーム(上海、広州)と日本の2チーム(浦和、鹿島)が残った。準々決勝にKリーグのチームが進出できなかったのは2年ぶり。

  韓国はアジアチャンピオンズリーグで最多優勝国(11回)だが、この6年間でKリーグの優勝チームは2016年の全北が唯一。最近は広州恒大(2015)、浦和(2017)、鹿島(2018)が優勝している。

  今季は特にKリーグ監督の戦術が残念だった。全北のジョゼ・モライス監督(54、ポルトガル)は196センチの長身FW金信旭(キム・シンウク)の頭ばかり狙う単調な攻撃をした。FW李東国(イ・ドングク)を延長後半11分に投入するなど交代カードは2枚だけ使った。判定に抗議ばかりし、後半終盤には退場させられて観客席から試合を見守った。

  金度勲(キム・ドフン)蔚山監督(49)はアウェー第1戦で2-1で勝利したが、ホームでの第2戦は消極的な試合をした。一方、浦和の大槻毅監督(日本)はプレス、スペース活用、サイド突破からのクロスで攻撃を主導した。

  中国サッカーは「黄砂マネー」で世界的な選手を獲得しながら戦力を高めた。元ブラジル代表のハルク(上海)は全北との16強第2戦で同点ゴールを決めた。ハルクはオスカル(ブラジル)とともに年俸が300億ウォン(約28億円)という。

  日本Jリーグもスペイン元代表のイニエスタ、ダビド・ビジャ(以上、ヴィッセル神戸)らを獲得してグローバル化を進めている。一方、Kリーグは投資が少ない。全北は16強第2戦に外国人選手はロペス(ブラジル)1人だけを起用した。

  2019年のKリーグは中国スーパーリーグに続いてアジアクラブランキング2位だが、今季の不振のため日本Jリーグに抜かれて3位に落ちる危機を迎えている。2021年からは大会出場権が従来の「3+1」から「2+2」に縮小される可能性がある。この場合、Kリーグ1の優勝チームとFA(サッカー協会)優勝チームだけがAFCチャンピオンズリーグに直行し、Kリーグ1の2位、3位チームはプレーオフをする。ハン・ジュンヒ解説委員は「球団運営の効率性を高め、研究する指導者の数がもっと増えなければいけない」と指摘した。

中央日報 https://japanese.joins.com/article/941/254941.html

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