G20大阪:文大統領、「所得主導成長」を自画自賛

「包容成長で賃金格差緩和」

  主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席するため訪日中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、「世界経済と貿易投資」をテーマにしたG20サミット・セッション1に出席し、「この2年間、韓国は革新と包容を2本の軸として『共によい暮らしができる国』を作ろうと努力してきた。その結果、肯定的な変化があった」と述べた。「所得主導成長」の成果を国際会議で明らかにしたものだ。文大統領は「低賃金労働者の割合が過去最低水準に下がり、労働者間の賃金格差も緩和されている。G20諸国は世界経済の下降リスクにも先回りして対応すべきだ。韓国政府も拡張的財政運用のために努力している」と言った。

  文大統領は同日、インドのナレンドラ・モディ首相、インドネシアのジョコ大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と二国間首脳会談を行った。

  文大統領は韓印首脳会談で「防衛産業分野で多くの韓国企業がインドに進出できるよう、モディ首相に支援をお願いする」と述べた。モディ首相は「インドは鉄鋼分野で技術力・生産性を高める努力をしている」として、韓国企業の投資を要請した。韓・インドネシア首脳会談で文大統領は「インドネシアが力を入れて推進している軽電鉄(ライトレール)などのインフラ事業で、韓国企業は最高の協力パートナーになるだろう」と、ジョコ大統領は「韓国企業のインドネシア事業参加を綿密に調べたい」と述べた。マクロン大統領は「文大統領が力を入れている域内の安定と韓半島(朝鮮半島)平和プロセスに対して全面的に支持する」と語った、と大統領府は明らかにした。

  その一方で、28日夜10時45分に予定されていたロシアのプーチン大統領との首脳会談は、29日午前0時まで開かれていない。プーチン大統領は他国との首脳会談にも通常1-2時間遅れるため、「遅刻大将」と呼ばれている。文大統領はプーチン大統領との会談が実現すれば、米朝間対話再開の必要性などについて言及するとのことだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/29/2019062980018.html

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