G20大阪:ぎこちない対面、日本の「おもてなし」は韓国には例外

■G20サミットで協議せずぎこちない対面…日中は「永遠の隣国」  28日に大阪で開幕した主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は韓日関係の現在地をありのままに表していた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と日本の安倍晋三首相は、首脳会談はもちろん、略式会談も行わなかった。2人は同日午前の公式歓迎式会場(大阪国際展示場)入口で8秒間握手しただけで、その時、英語で簡単なあいさつを交わしたという。両首脳は、G20首脳の晩さん会が行われた大阪城公園にある迎賓館でも夫婦同伴で会ったが、同様のシーンを繰り返した。略式の首脳会談すら行われなかったことから、同日夜、康京和(カン・ギョンファ)外交部(省に相当)長官と河野太郎外相が代わりに急きょ、会談を行った。

  安倍首相は、主催国の首脳として文大統領に儀礼的にあいさつしたのとは異なり、ドナルド・トランプ米大統領や習近平中国国家主席など主要国の首脳たちには肩に手を載せたり、顔を近づけ合ったりするなど、最上級の歓待をした。誠意を尽くして客人を迎えるという日本の接客文化「おもてなし」は韓国に対しては例外だった。

  隣国である国際会議主催国と、略式の首脳会談もしないという奇怪な現象は、両国政府が「会談の日程が詰まっている」(日本)、「選挙を意識しているようだ」(韓国)と言った時から予想されていたものだった。国益をかけて、かつての敵対国とも手を握る「新・合従連衡」(がっしょうれんこう=その時の利害に従い、結びついたり離れたりするたくみな外交政策)が繰り広げられる激しい外交の場で、プライドばかりを立たせているのだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/06/29/2019062980010.html

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