8月の企業景気見通し、過去10年5カ月で最悪

 韓国の主要企業による8月の景気見通しが過去10年5カ月で最悪となったことが分かった。全国経済人連合会(全経連)系の韓国経済研究院は29日、売上高上位600社を対象に企業の景況判断指数(BSI)を調べたところ、8月は80.7を記録し、景気判断の分かれ目となる100を大幅に下回った。

  BSIは昨年6月から15カ月連続で100を下回っている。特に8月の指数は世界的な金融危機のピークだった2009年3月(76.1)以降で最も低かった。分野別では製造業(74.7)の景況感が非製造業(89.1)よりも悪かった。主力産業の重化学工業(71.9)は09年2月(61.0)以降で最低だった。このほか、内需(83.6)、輸出(87.5)、投資(93.5)、資金事情(93.5)、在庫(103.6)、雇用(95.7)、採算性(86.3)などの各部門の指数も不振だった。

  キム・ユンギョン企業研究室長は「景気不振による需要減に加え、米中貿易戦争、日本の輸出規制による生産減少懸念などが重なった。回復を期待していた下半期に景気後退の懸念が高まっており、リスクへの対処と同時に、民間投資活性化策が求められる」と分析した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/30/2019073080002.html

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