釜山市が対日交流でトーンダウン「行政面のみ中止」 朝鮮通信使は維持

【釜山聯合ニュース】韓国南部・釜山市が日本の輸出規制強化に対し、日本との交流事業を全面的に見直す意向を明らかにしたことについて、同市は性急な判断との指摘を受け、「行政部門の交流を暫定的に中断する」と方針を変更した。  同市の呉巨敦(オ・コドン)市長は23日、日本の「不当な経済制裁」に遺憾を表明するとともに、同市が行っている日本との交流事業を全面的に見直す意向を明らかにした。  同市のこのような強硬姿勢に最も苦しい立場に置かれたのは、「朝鮮通信使祭り」を主管する釜山文化財団だった。同財団は来月3~4日に長崎県対馬市で開かれる「対馬厳原港まつり」で、朝鮮王朝時代に日本に派遣された外交使節、朝鮮通信使の行列を再現する予定だった。  対馬厳原港まつりには韓国の国立海洋文化財研究所が昨年完成させた朝鮮通信使船の復元船も参加する予定で、復元船は来月1日に釜山港から出港することになっていた。  復元船を初めて対馬に派遣するため、国立海洋文化財研究所、釜山文化財団、対馬市は今月1日、対馬厳原港まつりに関する業務協約を締結した。  文化財団側は釜山市が日本との交流事業を全面的に見直す意向を明らかにしたことで、韓日民間交流の象徴である朝鮮通信使祭りにまで影響が及ぶことを懸念していた。同祭りでは釜山市が韓日友好のために毎年、大規模な使節団を日本の姉妹都市などに送っている。  釜山市は民間交流への影響を懸念する声に配慮し、28日になって「日本政府との行政交流は暫定的に保留し、朝鮮通信使関連などの民間交流は民間の自主的は判断に任せる」と発表した。  釜山市は変更の理由について、「釜山の民間芸術団体が行事開催に向け尽力してきたため、民間交流の性格が強いと判断し、予定通りに進めることにした」と説明した。  市の決定により、釜山文化財団の対馬厳原港まつりへの参加は当初の計画通り行われることになった。  ただ復元船の対馬行きは取り消された。文化財庁と国立海洋文化財研究所は釜山市が日本との交流事業を全面的に見直すとの立場を明らかにしたことを受け、復元船の対馬行きを取り消した。  そのため釜山文化財団側から参加するのは、当初予定していた116人から約60人に減る。舞踊団や演奏団、朝鮮通信使など、行列に参加するメンバーは予定通り対馬を訪問する。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/29/2019072980207.html

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