自民党ナンバー2「韓国に譲れるところは譲ろう」

 日本の自民党のナンバー2と言われる二階俊博幹事長=写真=は27日、最近悪化している韓日関係について、「まず日本が手をさしのべて、譲れるところは譲るということだ」と述べた。二階幹事長は同日のテレビ番組収録で、「円満な外交を展開できるよう韓国にも努力は必要」として、上の通り語った。

  今年7月の日本政府の対韓輸出規制強化により韓日関係が冷え込んでいる状況で、自民党の幹部が両国関係の改善のための「日本譲歩論」を提起したのは初めてだ。二階氏は「我々はもっと大人になって、韓国の言い分もよく聞いて、対応していく度量がないとダメだ」とも述べた。

  今年80歳・衆議院議員12期目の二階幹事長は日本政界を代表する知韓派で、両国関係改善のために何らかの役割をする見解を示唆したものと分析される。二階幹事長がこうした考えを明らかにしたのは、韓国人旅行客の減少などで日本経済に被害が発生していることが影響しているという。

  これと関連し、南官杓(ナム・グァンピョ)駐日韓国大使は28日、「韓国政府はもちろんだが、日本政府も早急な解決のために努力している」と述べた。南官杓大使は東京・日比谷公園で開催された「日韓交流おまつり2019 in Tokyo」開会式終了後、記者たちに会って、「このように悪化した関係を続けることはできない。いつかは改善しなければならない関係ならば、一日も早く改善することが両国の助けになる」「韓日間の困難な関係はしばらくの間の問題」と言った。

  「韓日は対立を続けるべきではない」というメッセージは米国からも寄せられている。米国務省当局者は26日(現地時間)、ニューヨークで行われた国連総会のインド・太平洋地域懸案に関する記者会見で、「我々は(韓日)双方に対し、過去に集中することはやめて、将来に向けて再び努力を始めることを奨励している」と述べた。また、韓米日3カ国首脳会談の開催については「我々は興味を持っている」と述べた。

  一方、韓国海軍と日本の海上自衛隊は23日から26日まで、ソマリア近くのアデン湾海域で合同訓練を実施した。韓国軍当局が29日に明らかにしたところによると、韓国・日本・イタリアが参加した今回の訓練には、韓国海軍清海部隊の駆逐艦「姜邯賛(カン・ガムチャン)」が投入された。訓練が終わった後、韓日両国の乗組員は記念写真も撮った。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/30/2019093080008.html

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